法律の知恵

トラブルを解決するための知恵をご紹介します。

法の体系(全体像)

法や法律という言葉は抽象的なもので分かりにくいです。

 

法律と憲法は同じだと思っている人も多いかと思います。

 

法体系を考える時はピラミッドを想像するとわかりやすいです。

 

高い位置にあるほど強い効果を持ちます。

 

と言っても分かりづらいので実際に見ていきましょう。

 

 

 

 

日本国憲法憲法

 

法の最高位にあるのが憲法です。(憲法98条  最高法規)

 

国民の権利義務や国のあり方を定めた法で、日本の法律はこの憲法に規定することに反しないように作られています。

 

憲法は法律ではないことに注意です。

 

 

 

 

 

 

法律(刑法、民法会社法労働基準法...etc)

 

憲法の規定を具体的個別に表したものが法律です。

 

例を挙げると、、、

憲法25条(生存権)は、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定しています。

 

もし、上記規定の生活を営めない状況にある者がいれば、国家からの援助を要求出来るわけです。

 

その権利を具体化させた法律が『生活保護法』です。

 

このように憲法の規定を様々な法律が憲法を具体化しているわけです。

 

 

 

 

 

条例(地域特有のきまり)

 

地域によって様々な事情があります。

 

原則として憲法、法律の範囲を超えて定めることな出来ませんが、地域の事情を考慮してより厳しいルールを定めることができます。

 

 

 

 

慣習・判例

 

慣習は法律としては定めていないが、大抵の人が容認していることなどを言います。(暗黙の了解みたいなやつ)

 

判例は、最高裁判所が出した判決のこです。

 

たまに、法律の改正で判例が法律として組み込まれることもあります。

 

もちろん判例最高裁判所の判決なので憲法、法律の範囲を超えることはありません。

 

 

 

 

まとめ

 

最後に整理すると

憲法>法律>条例>慣習・判例となります。

 

これら全てのことを法と呼び、憲法や法律はその種類になります。

 

ここで分かるように、憲法と法律は別物です。

 

ですので、憲法は「一番最強の法律だ」なんて言わないようにしましょう。